妊娠５ヶ月に入って２週目の、妊娠１７週。安定期にも入っており、つわりが落ち着いてくるママも多く、気持ちにも余裕が出てくるでしよう。
食べ物がおいしく感じられるようになって、体重管理が気になるという人も出てきます。
妊娠１７週目のママと赤ちゃんの様子をご紹介します。
妊娠17週のママの状態
安定期をむかえ胎盤が完成し、体調が安定したなという人も多いでしょう。しかし、つわりには個人差があるのでまだ体調が思わしくないと感じる人もいます。
「安定期だから体調がよいはず」と無理をせず、自分の体調と相談しながら過ごしましょう。では、ママの状態の変化について、主なものをご紹介します。
早い人は胎動を感じることも
だいたい妊娠２０週前後に初めて感じるといわれている胎動ですが、早い人では１６～１７週ごろに胎動を感じることがあります。しかし、特に初期の胎動はわかりづらいですし、個人差もあるため、私はまだ…と焦る必要はありません。
この時期は、通常４週に１回のペースで妊婦健診に通います。その時に特に問題がなければ、おおらかな気持ちで来る日を待ちましょう。
お腹のふくらみが目立つように
妊娠５ヶ月時点での子宮底長の目安は１５cm前後です。
これまであまりお腹が目立たなかった人も、そろそろふくらみが実感できるでしょう。
乳腺が発達し、胸もふくらむ
産後の授乳に向けて乳腺が発達してきます。妊娠前に使用していたブラジャーがきつく感じる人も多いでしょう。苦しいと感じたら、無理せずマタニティ用の下着を用意することをおすすめします。
２～３カップ大きくなることも普通なので、選ぶときに、サイズ変更可能なものを選ぶなど、工夫をしましょう。
産前産後使えるオールマイティブラです。
腰痛予防·対策に腹帯を
お腹が重くなってくるため、普段しないような姿勢になってしまい腰痛を引き起こすことも。
妊婦帯、マタニティーガードルを着用すると、お腹が支えられて負担が減ります。後期になると、さらに大きなおなかになり腰痛のつらさが増すことも多いので、今のうちから対策しておきましょう。
まだいけると思ったら帯だけしてみて、お腹重い！と思ったらベルトもつけましょう！
妊娠17週の赤ちゃんの状態
次に、おなかの赤ちゃんの様子です。皮膚に赤みが出て、まだやせ気味ではありますが、皮下脂肪もついてきて、ふっくらしてきます。
カラダの動きが大きくなり、体内の各器官の機能もどんどん充実してくる時期です。
骨が発達
神経や筋肉、骨がどんどん丈夫になります。筋肉や神経も発達してくるので、赤ちゃんはより手足を大きく動かせるようになります。
胎動を感じる人が出てくるのはそのためです。子宮壁をキックしたり、グルッと回転したりといった動きもします。
聴覚が発達しはじめる
振動はこれまでも赤ちゃんに伝わっていましたが、聴覚も発達しはじめます。 ママの声や体内に流れる血流の音が聞こえるようになるでしょう。
胎毛や毛髪が生え始める
全身に産毛が生えはじめ、うっすらと髪の毛も生えてくるようになります。
性別がわかるケースも
早い場合は、妊娠15週ごろからわかるといわれている赤ちゃんの性別ですが、まだ男女どちらなのかわからない場合のほうが多いです。しかし、超音波検査をする時点での赤ちゃんの位置や角度によって、運がよければ判明することも。
ただし、あくまで参考程度に留めましょう。もし、性別は生まれるまで知りたくないというママさんがいたら、早めにお医者さんに伝えておきましょう。
妊娠１７週にやっておきたいこと、気をつけたいこと
妊娠17週の時期にやっておきたいことや、注意しておきたいことなどをご紹介します。
体重管理に気をつけて、適度な運動を
つわりが終わってやっと食事がおいしく食べられるようになると、体重が一気に増えることがあります。妊娠中ですので、ダイエットをするのはよくありませんが、規則正しい生活を送り、きちっとした栄養管理を心がけましょう。
一般的には、この時期の体重増加は「1週間に500g程度」が目安です。
また、医師に制限されていなければ、無理のない範囲で適度な運動をしましょう。ウォーキングやマタニティースイミング、 マタニティーヨガなどがおすすめです。
胎教を始めるのに適した時期
赤ちゃんの聴覚が発達しはじめるため、胎教を始めるのに適しているといわれています。リラックスしているときや胎動を感じたときなどに、赤ちゃんに声をかけるという程度で構いません。
胎教といえばクラシックとイメージする人もいるかもしれませんが、実は音楽を聴くことに関しては諸説あり、かなりの大音量でなければ赤ちゃんには聞こえないという説もあります。
最近では、ママが赤ちゃんに語りかけるという胎教のほうがよしとされているようです。
音楽を聴くときは、ママがリラックスできることが大事です。酸素がたくさん送られて、子宮内の環境がよくなる効果が期待できます。なのでクラシックなどにこだわらず、ママの好きな音楽を聴くとよいでしょう。
歌声に癒される…せっかくなのでここでおすすめしておきます！
ゆったりした動きを心がけて
子宮が大きくなるため、内臓が圧迫されて胃もたれや息切れといった症状が出ることもあります。
急激に動いたり急いで食べたりすると苦しくなりやすいので、妊娠前よりゆったりと動くこと、時間をかけて食べることを心がけましょう。
貧血は天敵！ 鉄分不足を補いましょう
ママは日々、胎盤を通してお腹の赤ちゃんに血液を送り込んでいます。この時期は送り込む血液量が増えるため、ママの心臓にも負担がかかっています。そのため貧血の症状が出ることも。鉄分不足にならないよう気をつけましょう。
妊娠中期に必要だとされる鉄分の推奨摂取量は、１日２０mg超です。レバーや小松菜、あさりといった食材に豊富な鉄分が含まれますので、バランスを考えながら積極的に摂取するとよいでしょう。
血液検査で貧血と診断され、鉄剤を処方されることもあるでしょう。容量を守ってしっかり飲みましょう。
歯医者さんに行くなら今
つわりの時期は、歯磨きをすることで吐き気をもよおす人も多いです。なので妊娠初期は奥歯が磨けないなど、歯磨きをきちんとできなかったという人もいるのではないでしょうか。
そのうえ、妊娠中は様々な体内の変化で通常時より歯周病や歯肉炎、虫歯といったトラブルが発生しがちです。
妊娠後期になると仰向けの体勢で診察を受けることが徐々につらくなってくるため、今のうちに歯の治療をしておきましょう。
母子手帳の妊婦歯科検診の券が使えるかどうかも、事前に問い合わせておくといいかもしれませんね。
妊娠線対策は必要か
お腹や胸がふくらみはじめるため、妊娠線対策をはじめておくのがおすすめです。
妊娠線とは、皮下組織の伸びが追い付かずに皮ふが断裂してしまい、赤紫色の細い線ができるというもの。何本もできる場合もあります。
体重が急激に増加した場合、太ももにも妊娠線が出てくることがあるので、お腹や胸だけではなく広範囲のケアを。妊娠線予防のための専用クリームも販売されています。
しかし、ケアしていてもどうしても防げないこともあります。時間が経つと徐々当初より目立たなくなりますので、気にしすぎないことも大切です。
まとめ
安定期に入って2週目のこの時期は、心も体も落ち着いてくる人が多いです。
適度な運動を取り入れ、バランスのよい食事を心がけましょう。胎動や胎教を通して、少しずつ赤ちゃんとのコミュニケーションを楽しむのもおすすめです。
ただし、安定期だからといって無理は禁物。まだつわりが治らない人や運動を制限している人もいるでしょう。
私は安定期に入りつわりもおさまったので、温泉旅行に行ってきました。
いつもと違って、とにかく汗をかくぞ！というような入り方はできませんが、お湯につかってゆったりリラックスして過ごし、美味しい和食を堪能できました。出産後はさすがに、しばらくできませんから、とてもいい時間を過ごせたと思います。
心配事があれば、すぐにお医者さんに相談しましょう。
皆さんも、無理することなく穏やかな気持ちでマタニティーライフを！
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