【妊娠29週目】お腹の張りは大丈夫? 早産の可能性は…

今週は羊水の量もピークを迎え、ママのお腹もますます大きくなっています。赤ちゃんの胎動もさらに激しくなったと感じるママも多いことでしょう。カラダもだいぶしっかりしてきています。

妊娠29週のママは

子宮の先は、みぞおちのあたりまできています。大きくなったお腹で、足元が見えづらいなと感じるママさんもいるでしょう。
妊娠後期の体重増加は3kgくらいといわれていますので、引き続き、体重の増えすぎには気をつけましょうね!

むくみが…

この時期になると妊婦さんはむくみやすくなります。足を高くして寝ると翌朝治っているくらいなら大丈夫ですが、それでもむくみが続くようならば妊娠高血圧症候群という可能性もありますので、血圧にも注意を。
高血圧症になると、赤ちゃんがお腹の中で育たなくなってしまったりするので、心配な場合はお医者さんに早めに相談しましょう。

抜け毛が減った?

妊娠後期に入ると、なんだか抜け毛が減った気がします。調べてみると、妊娠中は胎盤からエストロゲンが豊富に分泌されるので、抜け毛も少なく生き生きとした髪質を保つことができるんですね。
しかし、経産婦さんはご存じでしょうが、出産後の抜け毛は…すごいです。出産とともに胎盤が排出されると、エストロゲンは激減、抜け毛が目立つようになる…とのこと。

今から覚悟しておきましょう…!

羊水量はこの時期最大に

ママのお腹の羊水量はピークを迎えます。これ以降、羊水量は増えることありませんので、さらに大きくなっていく赤ちゃんには少し窮屈になるのかもしれません。
羊水の量は超音波検査で調べられます。妊娠後期の羊水量は約500mlといわれていますが、羊水の量は多すぎても少なすぎても、トラブルの素になるようです。

羊水過多

羊水量が800mlを超えると「羊水過多」と診断され、羊水過多による足のむくみ、お腹の張 り、動怪、呼吸困難などの症状があらわれると「羊水過多症」になります。

羊水過多の一時的な対処法として羊水を抜くこともありますが、羊水の量は数日以内に元に戻ってしまうようです。
羊水過多のため、破水や陣痛が起こってしまい早産となる恐れがあるので、ママと赤ちゃんの状態を慎重に経過観察しながら治療することになります。しかし早めの出産になることもあるようです。

羊水過少

羊水の量が100ml以下になると「羊水過少」と診断されます。お腹の大きさが小さめで、胎動が強く感じられる場合もありますが、一般的に自覚症状はあまりないといわれています。

羊水過少も、慎重に経過観察することになります。
子宮内環境が悪く、赤ちゃんになんらかの問題があることが多いので、羊水過少と診断されたママは、赤ちゃんが元気にしているかどうか、胎動の様子によく注意する必要があります。入院治療を要したり、人工羊水を注入する場合もありますが、早めの出産になることもあります。

前駆陣痛とは

陣痛は、出産の際に赤ちゃんを押し出すために子宮が収縮するときの痛みを指します。出産前におこることがあり、それを「前駆陣痛」と呼びます。

カラダが実際の出産に備えての予行練習をしているのでしょうね!だいたい妊娠36週目以降にあらわれることが多いですが、早い場合には妊娠28週目くらいからみられることもあるようです。
誰でも経験するというものではなく、ママによっては前駆陣痛を感じた覚えのないまま出産したママもいます。

前駆陣痛は、症状もさまざまですが、本当の陣痛と異なり、痛みの間隔が不規則であることが一番の特徴です。その他、痛みの強さに波があったり、姿勢を変えるだけで痛みがやわらいだりすることがあります。
お腹に痛みを感じたら、まず痛みの間隔を測るようにしましょう。規則的な痛みの場合には、すぐに病院に連絡して指示を仰ぐようにしてください。

妊娠29週の赤ちゃんの状態

この時期の赤ちゃんは著しく成長しています。体重も増えていますが、28週目からはじまった脳の急速な発達は29週目も続き、脳の発達にあわせて頭も大きくなります。
筋肉や骨格もしっかり。この時期には、1日に200~250mgのカルシウムが赤ちゃんに取り込まれているんですよ。

胎動

妊娠29週になると、赤ちゃんの動きはさらに活発になります。赤ちゃんの胎動の回数、キックの回数を数え、赤ちゃんの胎動のパターンを把握しておきましょう。
もし胎動の数が減少したり、胎動のパターンが変化したりするようなことがあれば、すぐに受診するようにしてください。
胎動はお腹のどのあたりで感じられますか?通常はおへそより上で感じられますが、もしも、おへそより下の辺りなど下腹部に胎動が感じられる場合には、逆子かもしれません。
妊娠29週ではまだ逆子が自然になおることがあるようですが、30週以降には産科医に相談するようにしましょう。

妊娠29週にやっておきたいこと・気をつけたいこと

腰の負担をやわらげよう

妊娠中は、ホルモンレベルの変化によって靭帯が緩んでいるため、ママのカラダの筋肉にはそもそも負担がかかっています。そのうえ、お腹がせり出てきたのにあわせて腰をそらせると、腰の筋肉や関節にかなりの負担がかかります。腰痛にならないための対策をとっておくとよいでしょう。

簡単なストレッチ

腕と太ももが垂直になるように四つん這いになり、息を吐きながら背中を丸め、息を吸った後に吐きながら背中をそらせる動作を繰り返します。

注意点

・食後すぐは避ける
・毎日1~3回行う

腰痛対策グッズ

手軽に手に入るものから、試してみましょう。
妊娠用のガードルや妊婦帯などで骨盤を支えるのがおすすめです。就寝時には、シムスの体位で寝る際に、ひざの間に枕やクッションをはさむようにするとよいでしょう。
抱き枕もさまざまなものがありますので、それらを利用するのもよいでしょう。

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切迫早産の可能性

妊娠中のトラブルのなかで、頻度が高く、入院することになりやすいのが「切迫早産」です。「子宮収縮」と子宮顎管の短縮」の2つをともなうことが、切迫早産といわれます。

妊娠中は、赤ちゃんをしっかり子宮内にとどめておくため、子宮顎管が固く長く、しっかり閉じています。
通常は、妊娠35~36週くらいから出産に備えて子宮顎管も柔らかく短くなり開きはじめますが、早い週数でこの変化がおきると切迫早産になります。

切迫早産の予兆は、あったりなかったり人によってさまざまです。隔週になった健診は欠かさず受けるようにしましょうね。

すぐ受診!

不正出血がある、お腹の張りが休んでもおさまらないなど、何かおかしいなと感じた場合にはすぐ受診するようにしましょう。

おわりに

赤ちゃんがどんどん大きくなるにつれ栄養もたくさん必要になります。ママさんも、「栄養バランスの取れた食事」をいっそう心がけましょう。
献立には、良質のたんぱく質やカルシウムのほか、ビタミンCや鉄、葉酸なども豊富に含まれるようにしましょう。食後やおやつにはフルーツがおすすめです。

そして、無理をしないようにゆったりとした動き、気持ちで過ごすようにしましょうね。
しゃがむ、立つなどの些細な動作でも、通常時とは違うからだなので、その都度気をつけましょう!

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