【妊娠32週目】いよいよ妊娠9ヶ月 早産になっても大丈夫?

妊娠生活もいよいよ9ヶ月目。お腹の中の赤ちゃんもほとんど生まれる準備が整いはじめています。妊娠後期になると心配なのが、早産です。
32週目で生まれた赤ちゃんは、NICUなどの特別な設備が整った病院で管理をしてもらう必要があります。健診を欠かさず受け、医師の指示に従いながら、無理のない生活を心がけましよう。

妊娠32週のママの状態は

大きくなった子宮に胃腸が圧迫されて食欲が落ちたりむかつきを感じるママさんもいるでしょう。
自分の体調と相談しながら、母乳が出やすいようにおっばいマッサージを始めたり、逆子対策を行ったりと、出産に向けての準備をしていきましょう。

食事への対策を行おう

子宮により胃腸が圧迫されることで、なかなかたくさんの量の食事を摂れなくなっていませんか? それでも、お腹の中の赤ちゃんは大きくなるためにまだまだ栄養が必要な時期です。1日を通してこまめに食事をとったり、栄養バランスに注意し、食事対策をしつかりとしていきましょう。
食事の回数を増やすときに気をつけたいのが、カロリーオーバーです。この時期に体重が増えると、産道に脂肪がついて出産が大変になることもあるので要注意です。また、妊娠高血圧症候群が発症する可能性がある時期なので、塩分の取りすぎにも注意しましよう。

疲れたら休む!

お腹がかなり前にせり出すようになり、足腰に大きな負担がかかります。また、大きくなった子宮は肺や心臓も圧迫するため、息切れや動悸に悩まされるママさんも。
疲れた・辛い、というときは、無理をせずに休憩をするようにしていきましょう。

気をつけたい症状は?

お腹の中で赤ちゃんが大きくなって自由に動くスペースが減ることで、お腹を押されるような張りを感じるようになってきます。お腹が張っているな・・・・・・と感じたら横になり、張りが収まるのを待ちましよう。
医師に連絡を入れるのは、お腹の張りが定期的で痛みがあるときや、出血や破水が伴ったとき。「腟炎」のサインでもあるオリモノの色や匂いの変化にも注意しておきましよう。

むくみ対策

この時期になると、足のむくみに悩まされるママも増えてきます。対策として、夜寝る時に少し足を高くして寝ると良いでしょう。
むくみが酷くなってしまったときは、休息をとったりマッサージしたりしてむくみ対策を。また、足を冷やさないようにするのも効果があります。
むくみがどんどん悪化する場合は妊娠高血圧症に伴ったむくみの場合もありますので、心配な場合は医師に相談しましよう。

母乳が出やすいコンディション作り

このころになると乳腺が発達してきて、初乳が出るママさんもいます。この時期からおつばいマッサージを始めておくとよいようです。
マッサージをすることで、乳腺や乳管が詰まりにくくなり、出産後に母乳が出やすくなります。また、 おっばいを柔らかくしておくことで、赤ちゃんが吸い付きやすいコンディションを作り出すという目的もあります。

妊娠32週の赤ちゃんは

赤ちゃんはいま、子宮いっばいまで成長しています。自由に動き回るスペースが減ってしまうことで、胎動が少なくなることもあります。
工コーで赤ちゃんを見てみると、皮下脂肪が増えてきてカラダつきが丸みを帯びてきます。色々な表情をしている赤ちゃんが見れるかもしれません。
逆子の可能性がある場合は、逆子を治す体制をとる体操を勧められることもあるので、医師の指示に従いましよう。また、エコーで胎盤の位置を確認し、「前置胎盤」かどうかの最終診断を行うのも32週前後です。前置胎盤の場合、入院管理や帝王切開をすることも。

お腹の中の赤ちゃん

この時期の赤ちゃんの体重は、1.5kgを超えたでしょうか? 大き目の赤ちゃんは2kgを超えることも。肺やそのほかの機能もだいぶ発達するため、早産で生まれても生存できる可能性が高まります。
脳の発達が進み、ママのお腹の中でものを吸う練習や、おしっこの練習に励んでいます。お腹の中で動けるスペースが減り、頭の位置を骨盤に固定し始める赤ちゃんも出てきます。

妊娠32週にやっておきたいこと・気をつけたいこと

待ちに待った出産まで後2ヶ月ほど。お腹が大きくなりカラダが重くなることで、今までできていたことが難しくなり、日常生活が大変になってくる時期でもあります。
体重や体長の管理をしつかり行うことで、出産への準備をしていきましよう。

転ばないよう細心の注意を

お腹が前にせり出すことでバランスが悪くなり、足元が見えないため段差でつまづいてしまったり、ほどけた靴ひもに気がつかずに転倒してしまう、などといったアクシデントが起こりやすくなります。
「ゆっくり歩く」「ヒールや靴ひものない靴を履く」など、ちょっとした対策を心がけましょう。転んでしまった場合は、出血や破水がないかやお腹の張りがないかに注意します。
心配な症状がある場合は医師に連絡を入れ、指示を仰ぎましょう。

終わりに

妊娠生活もあと2ヶ月ほどです。お腹が大きくなって日常的な事をこなすのが難しくなったり、産休に入ることで生活パターンが変わったりしますが、無理なく規則正しい生活を行うよう心がけていきましょう。
また、食事の回数や内容に注意し適度な運動と休息を取りながら、出産にむけてのカラダ作りをしてコンディションを整えましょう。お腹の赤ちゃんは、早産で生まれても生存の可能性が高いほど成長を遂げています。
しかし、お腹の張りや出血、オリモノやむくみなど、カラダが出すサインを見逃さないようにし、 赤ちゃんへの負担がなるべく少なくなるように心がけていきましよう。

私の第二子も結局早産で、32週(2020/05/09)で帝王切開になりました。それでも、4カ月経った現在、すくすく元気に育っています。

帝王切開や高血圧症候群、早産で不安なことがありましたら是非お声掛けください。経験の中からお話しできることで、あなたの力になれたらと思います。

楽しいマタニティライフもあと少し!
ほんとうに、ほんとうに、生まれてからが大変です!! ゆっくりと健康に、赤ちゃんを愛せるママさんになれますように。

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