【妊娠33週目】出産に備えてラストスパート。逆子だったら？

　臨月までいよいよ、あと1ヶ月ほど。ママさんも赤ちゃんも、出産に向けた準備が着々と進んでいます。
　お腹が大きくなり体重が増加することで、カラダにはいろいろ負担がかかります。眠りが浅くなったり、腰や足の付け根が痛くなったりなど･･･。しかし残り少ない妊娠生活です。頑張って乗り切りましよう！

妊娠33週のママの状態

　この頃になると、お腹が大きくなることで寝苦しくなり 睡眠不足になりやすくなります。また、お腹の重みでカラダのあちこちに痛みを感じることも。
　カラダを上手に休ませながら過こすようにしましょうね。

睡眠不足でつらい・・・・・・そんなときは

　赤ちゃんが成長しお腹が張るようになると、ママは寝不足になりがち。寝不足の状態で家事や育児といった日常生活をこなし続けるのは、やはりつらいですね。寝不足が原因で体調を崩したりボーっとしてしまい、怪我をしたら大変です。
　少しでも空き時間ができたら、横になったりお昼寝をしたりするなどして、体を休めましょう。
　アロマオイルやお風呂でリラックスしたり、癒しの音楽を聴いたり、お散歩程度のウォーキングを取り入れたりしてもいいですね。

　寝不足に悩まされるようになると気になるのが、「寝れなくてもお腹の赤ちゃんは大丈夫?」 ということ。
　それは大丈夫です。お腹の赤ちゃんは、ママとは違い自分のペースで寝ています。ママが寝不足だからといって、赤ちゃんが寝不足になることはないそうです。

前駆陣痛の始まり

妊娠33週あたりになると、「前駆陣痛」を感じるようにママも出てきます。
前駆陣痛自体は問題ではありませんが、痛みや張りがおさまらなかったり、破水・出血が起こったりした場合は医師に連絡を入れましよう。
前駆陣痛は不定期に起こるのがその特徴。もし痛みが定期的に起こり、どんどん強くなってくる場合は前駆陣痛ではなく本陣痛の可能性があります。
気になる場合は痛みの間隔を測ってみましよう。

足の付け根が痛いとき

　足の付け根に痛みを感じるのは、実はお腹が大きくなったことが原因なだけではなく、妊娠によってホルモンバランスが変わったことも影響しています。出産に向けて骨盤がゆるくなると共にこの痛みは悪化しやすいので、自分にあった対処法を見つけておきましよう。

　対処法として、下記のようなものがあげられます。
　　・骨盤に負担がかからない座り方をする(足を組んだり、横座りをやめる)
　　・横になるときは背中にクッションを持ってくる&抱き枕を使う、など
　　・骨盤ベルトを使う
　　・マッサージや整骨を医師の指示に従って行う

今は辛い痛みも、出産が終われば治まるはず。もう少しの辛抱です。

おすすめ抱き枕

妊娠33週の赤ちゃんの状態

　この時期になると、赤ちゃんの頭がママの骨盤にはまるようになり、位置が落ち着くことで胎動が減ることもあります。逆子が治っていない場合は、医師と出産方法の相談をする時期です。

赤ちゃんの五感が完成

　お腹の中の赤ちゃんの五感はそろそろ完成します。聴覚や嗅覚は、大人と同じくらい発達していますよ。
　触覚も完成するので、胎動で赤ちゃんの手や足の位置がわかったら、外からその部分を触ってあげましよう。赤ちゃんは、お腹の中からでも「触られている」ことがわかるようになるので、優しく話しかけながらコミュニケーションをとってみましょう。

睡眠サイクル

　お腹の中で赤ちゃんは、起きる・眠る、を繰り返しています。間隔には個人差がありますが、だいたい20~40分おきといわれています。胎動を確認しながら赤ちゃんの睡眠パターンを把握し、眠っている時間に激しく動いたり、大きな音を立てすぎないよう気をつけてあげましょう。

早産でも生存率は高い！

　もし早産になっても、生まれた赤ちゃんが問題なく生存できる可能性はかなり高くなります。しかし、生まれた時の体重が2, 500g以下の場合は低出生体重児となるので、予定日付近までなるべくお腹の中で育ててあげられるよう、体調をしっかりと管理していきましょうね。
　カラダを冷やさないようにしたり、疲れを溜めすぎたりしないようにし、リラックスしながらバランス良い食生活を。

妊娠33週にやっておきたいこと・気をつけたいこと

　待ちに待った出産まで後2ヶ月ほど。お腹が大きくなりカラダが重くなることで、今までできていたことが難しくなり、日常生活が大変になってくる時期でもあります。
　体重や体調の管理をしっかり行うことで、出産への準備をしていきましょう。

逆子への対策

　出産に向けて、赤ちゃんは頭を下に向けた位置に落ち着き始める時期ですが、赤ちゃんによっては頭の位置が横や上を向いている逆子の状態のままということも。
　子宮の中に隙間がある時期は、まだまだ逆子は治る可能性がありますが、赤ちゃんが大きくなって羊水の量が減り始める33週目あたりになると・・・

　逆子対策は、いろいろな方法があります。赤ちゃんとママのカラダの状態を把握している担当医の指示に従い、対策を行うようにしましょう。

体重チェックは毎日！

　まだまだ体重管理は気を抜けない時期です。気が付いたら体重がグッと増えていた・ ・・なんていうことにならないよう、体重計には毎日乗るようにしましょう。
　この時期の体重増加の目安は1週間で400g程度。カロリーはもちろん、塩分や栄養バランスにも気を配った食生活を心がけ、適度にカラダを動かしましよう。

便秘やつわりにも要注意

　実は妊娠後期にも、つわりがおこることがあります。後期つわりと呼ばれ、吐き気や胸やけのほかに、胃が痛くなったり胃もたれを感じたりします。後期に子宮が大きくなることによって発症すると考えられています。
　食事がとりづらくなったり、消化不良による便秘が発生することもあるので、小分けに食べるようにしたり、消化の悪い食材は避けましょう。
　食後はすぐに横にならず、1 ~ 2時間程度上半身を起こした状態をキープすると、症状が軽くなることもあります。

まとめ

　お腹の赤ちゃんが大きくなり頭が下を向くことで、これまで感じていた胎動が減ったように感じることも。そして、子宮が大きくなり臓器が圧迫されていますので、寝不足や便秘、胃もたれのような症状や、後期つわりが発生することもある時期です。
　無理をせずにゆったりと過ごしながら、五感が発達してきた赤ちゃんとのコニュニケーションを楽しんでいきましょう。
　引き続き、バランスのとれた食生活・カロリー・塩分に気をつけて、残りの妊娠生活を過ごしましょう。